N国党の党首「立花孝志」さんが新たに「ホリエモン党」を立ち上げたりと、もはやそこら辺のテレビよりもエンタメ化してしまっている東京都知事選。
中でも堀江貴文さんの東京改造計画37箇条の内、「低用量ピルで女性は働き方改革」という公約には、たくさんの意見が毎日交わされています。
堀江さんのマニフェストは、まだ発売されていない書籍を購入しなくては読めないため、「低用量ピルで女性は働き方改革」という一言だけではどういう意味なのかが分かりませんよね。
今回は世間の声と堀江さんの言っている「低用量ピルで女性は働き方改革」の内容や意味はどういうものなのかに焦点を当ててみたいと思います。
目次
女性は低用量ピルを飲んで働け!って意味?
公約がTwitter上で発表された直後、まず最初に上がったのがこの声。
「低用量ピルで女性は働き方改革」という文言だけでは何の説明にもなっていませんし、これだけ読んだらまず最初に「ピル=働き方改革」を結び付けるのは自然かなとは思います。
この捉え方をされるのは堀江さんも間違いなく予想していたと思います(後述しますが、炎上後の追加説明動画を見せるための演出)が、特に女性は自分の体のことと直結することから大炎上になっていました。
これ女性たち怒っていいでしょ。
避妊用なのか
生理のコントロールなのか
知らないけどピルの副作用知らないで
仕事のためになんで飲まなきゃいけないの?
ふざけんなよ
しかも、全体的に古臭いフレーズと実現不可能な案件が多過ぎます。
「低容量ピルの普及推進」「避妊法の種類拡充」「安全な中絶方法の解禁」「アフターピルの薬局販売」「性犯罪者の治療、データ収集」などならいいんですけど。まあ都知事の仕事じゃないですが…
正しくは「女性はもうめいっぱい働いている、でもそれが認められていないし十分な金をもらっていない、それを何とかしろ」なの。
女性が低用量ピルにアクセスしやすい社会にするって意味?
低用量ピルはメリットもデメリットもあるため、人に強制させられて服用するものではありませんが、人によっては本当に体がラクになる救世主だったりします。
なにより、日本以外の先進国では、低用量ピルは普通に薬局で手軽に買える国がほとんどで、南米などの新興国でも日本のように医師の診断書などは必要ありません。
このように海外では先進国関わらず「女性の権利」として普通に守られている「女性の低用量ピルへのアクセスを、諸外国のようにしやすくしよう」という公約である可能性もありますよね。※同時にアフターピルへのアクセスも急務だと思いますが…
この場合、女性にとっては本当に嬉しい公約だと思います。
低用量ピルについて社会に正しい認識を浸透させるって意味?
恐らくこれが堀江さんの公約に一番近い内容だと思われます。
先の大炎上を見て、「低用量ピルで女性は働き方改革」について、少し掘り下げた説明をYouTube動画の中で説明されたから。
「低用量ピルで女性の働き方改革」について説明します【東京改造計画】
タイトルを読んで脊髄反射して批判している人も、批判していない人にも見て欲しい、と思います。#東京改造計画 #堀江貴文 #ホリエモンhttps://t.co/ugjnYhCxWW
— junki (@junkiMK2) May 23, 2020
動画の内容を見ると、確かに「低用量ピルを飲んでもっと働け」という意味では決してありませんでした。
『低用量ピルが女性特有の生理痛などに効果があるけど・・日本社会はピルに対して偏見があったり、そもそも正しい知識を持つ人が少なすぎることで女性が辛い思いをしてるから、そこを改善していこう』
要約すると、こういう内容だと思います。
つまり性教育の改善、かな?
であるならば、これは本当にその通りだと感じました。
(ただ同時に大麻解禁して大丈夫なの?とは思うけど…)
もちろん女性からしたら、「低用量ピル、アフターピルの保険適用化」または「薬局で購入できる」となるのが何よりも嬉しいかと思いますが、今の日本社会で単に女性が低用量ピルにアクセスしやすくなるだけだったら、それを理由に「避妊したくない」とか言い出す男性が必ず増えるので、このような社会の偏見・日本の性教育のヤバさの方を改善してもらいたいですよね。
いずれにしろ、先の炎上劇でわざと話題をつくり、今回の追加説明動画で男性も低用量ピル・女性の体の難儀さについて考えるきっかけをつくったのは間違いないと思います。
そこは素直に素晴らしいと感じました。
ホリエモン都知事選マニフェスト(東京改造計画37箇条)は有料
とは言え、結局のところ堀江氏が発売する書籍を読まないと公約の詳細は分からないんですよ。笑
ちょっとふざけてるな~と思うのですが、きちんと堀江さんのマニフェストを読むには書籍を購入しなくちゃいけない。。。
…というか、都知事選に出ると匂わせているだけで、本当に出馬するかまだ確定というわけでもないんですもんね。
小出しで情報が出されているYouTube動画には広告が入っていますので、再生回数が伸びるほどホリエモンの収益になるし(笑)
結論として、誰が損するわけでもなく、ホリエモンはどっちに転んでもマイナスにならず、一瞬でも日本国民が「日本の性教育のヤバさ」について考えたのは既に功績。
つくづく考え抜かれた選挙ハック&ビジネス戦略・マーケティングだな~と思います。
結局ホリエモン都知事選出馬を匂わせているだけ?
東京改造計画37箇条の書籍についてみんなの声
ホリエモンは都知事にはなる気ないでしょ。書籍とYouTubeの宣伝のために出馬するだけ。
— トトス(Leetcode6問解いた) (@oza_shu) May 24, 2020
ホリエモンが都知事選出馬で騒いでる人はホリエモン新刊の宣伝に踊らされていることに気づこうw
— シコ助✨うちで過ごそう✨ (@nobuwell) May 19, 2020
ホリエモン、出馬が書籍の宣伝だとしても人を思いやらない感じがヒシヒシと伝わってきて、ムリ…
— +=× (@_hahrucoh_) May 25, 2020
ホリエモン、都知事選出馬の際の供託金300万円はYouTubeと書籍販売のための広告宣伝費としては安そう。ほんとに出馬するかどうかは知らんけど。ネットとメディア露出で供託金を広告宣伝費と考える人にとっては選挙ってマーケティングなんやな。
— Tea Konny Sea (@guppi524) May 24, 2020
ホリエモンは都知事になる気ないよな
— mog (@song002) May 24, 2020
いやたぶんホリエモンは本気で都知事になる気はありませんな。本売ったりセミナーの宣伝する話題作りかと思ってます。
— アクション海ちゃん@国債は税金の前借りではない。 (@OgUsThfJewthhwC) May 22, 2020